行動経済学の認知が進み、今では行動経済学検定もあるほどです。
youtubeでも行動経済学は学ぶべきと様々な動画が上がっています。
しかし、実例や自分の仕事に結びついていないと中々頭に入ってこなく、仕事で活かせません。
そこで今回は店舗営業の中で起こっている行動経済学だけに焦点を当てて紹介していきます。
私は行動経済学検定も取得し「影響力の武器」も2冊読破しています。
少しでも皆様のお役に立てるようにまとめたいと思います。
返報性の法則
返報性の法則とは相手が自分にしてくれた事に対して自分もお返しをしなければならないと考える心理的傾向です。
返報性の法則には3種類あります。
上記の中で今回は店舗ビジネスでよく活用されている「好意の返報性」について紹介していきます。
好意の返報性
あなたが困っている従業員に「どうしたんですか?何か手伝いましょうか?じゃあこっちはやっておきますね!」と相手を助ける行動を取ると、その相手から「この間助けてもらったから」と自分が困っている時に助けてくれる可能性が高まります。
食品売り場の試食は返報性の法則を活用した売り上げアップ施策です。試食すると「食べさせてくれたのに何も買わないのは申し訳ない」と恩返しの気持ちにさせる効果があります。
他にも以下のような例があります。
1. カフェでの例
- フリードリンクやデザートの提供: 新規のお客様に無料のドリンクやデザートを提供することで、お客様はお店に対して好意を持ち、その結果リピート訪問や友人への紹介を促進します。
2. 小売店での例
- 特別割引やプロモーション: レジで突然の割引やプロモーションを受けると、顧客は感謝の気持ちを感じ、そのお店での再購買意欲が高まります。
3. 美容院での例
- 無料の追加サービス: カットやカラーのサービスを受ける際に、無料のヘッドマッサージやドリンクサービスを提供することで、顧客はその美容院に対して好意を持ち、次回も利用しようと思うようになります。
4. ホテルでの例
- ウェルカムギフトの提供: チェックイン時にウェルカムドリンクやスナックを提供することで、ゲストはホテルに対して好意を感じ、そのホテルを再度利用したり、他の人に勧めたりするようになります。
5. レストランでの例
- シェフの特別料理やサービス: 定期的に来店する顧客に対して、シェフが特別に作った料理や追加のサービスを提供することで、顧客はそのレストランに対して一層の好意を持ち、常連客となることが期待されます。
行動経済学は人間が自然と反応してしまう原理を教えてくれます。
上手に活用することでライバルに差をつける店舗が出来てきます。
是非、行動経済学を店舗に落とし込んでいってください。
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