
日々の業務お疲れ様です。
部下がいる方は店舗の運営で忙しいと感じながらも「部下には成長してほしい」や「店長を目指している部下がいたら店長まで引っ張り上げたい」と思っているのではないでしょうか?
部下一人ひとり強みが異なり、現店長達の色も千差万別の中で「自分の直属の部下」をどのように教育すれば店長になれるのかということを人事部の知人と話をしたので今回はそこでディスカッションした結論をお伝えします。
もちろんこれが正解だとは思っていませんが、部下の育成について一つの皆様の引き出しになればと思います。
店長になるために必要な要素
店長になるために必要な要素は、大きく分けて「マインド」「スキル」「経験」「人柄」の4つに分けられます。
マインド
これは会社の経営理念を理解し常に行動しているだけではなく、それを伝えることが出来る力です。
店長は会社からその店舗任せられています。言わば社長の分身と言っても過言ではありません。
だからこそ会社を理解し、会社が望む人材育成をする必要があります。
スキル
- マネジメント能力: 店舗運営、人材育成、リーダーシップ、問題解決能力、コミュニケーション能力など
全て大事なことですがディスカッションの中でフォーカスされたのは「問題解決能力」です。新しく店長を任された人がよく失敗するのが問題をそのままにしてしまうことです。
アルバイト同士で不和が起きているのに気づいておらず複数離職に繋がり失敗したり、業績が下がった時に原因がわからず手当てが遅れたりと問題発見能力で苦労する方が多いです。
これについては私は日々見る数字を決めており違和感があれば細分化するクセをつけており、アルバイトとの日常会話だけでなく3カ月に1回は全員と個別面談しています。
私自身、リーダーシップはあまりないと思っていますが、店長として取るべき行動を仕組化し自分の行動に当てはめることでカバーしています。 - 販売・接客スキル: 商品知識、接客スキル、提案力、クレーム対応力など
スキルや知識は店舗を大切にし行動していれば身につくスキルだと思っています。現場作業は3年で網羅できると言われています。
提案力は問題発見能力と通じるところがありますが今までの店長がどのように提案したのかを教えてアンテナの張り方を教える必要があると思っています。 - その他: PCスキル、語学力、資格など
私が特に勉強したのはエクセル能力です。関数もまともに扱えませんでしたが、youtubeで学び今では店長の中でもトップレベルになっています。
これにより時間効率が上がっただけではなく、データ分析も出来るようになり提案力も上がりました。
経験
- 実務経験: 販売・接客経験、店舗運営経験も大事ですが、店長の実務経験を店長になる前から教えてやらせることが大切だと感じています。
部下に「店長になる上で不安なことって何?」と聞くと「店長が行っている業務を経験したことがないので実際に何をすればいいのかわかりません」という返答がきます。店長になると一気に行う業務が変わりますので当然の不安だと思います。それを払拭するために店長業務を経験させる必要があると思っています。
人柄
人柄については謙虚さと誠実さはマストだと思っています。
たまに同業他社の人をお見掛けします。中には横柄な態度の方もいらっしゃり、偶然か必然かその方の店舗の業績は良くありません。店舗のトップとしてふさわしい人物を5つ書きましたので参考にしてください。
- 向上心: 常に新しい知識やスキルを身につけようとする意欲
- 責任感: 担当業務に責任を持ち、最後までやり遂げる力
- 協調性: チームワークを重視し、周囲と協力して目標達成を目指す姿勢
- 誠実さ: 顧客やスタッフに対して誠実な態度で接する
- 明るさ: 店舗の雰囲気を明るくするような、笑顔や元気があること
部下を店長に育成するための3つのポイント
上記の要素を踏まえ、部下を店長に育成するために重要なポイントを3つご紹介します。
1. 目標設定と共有
まず、部下自身に「将来どうなりたいか」「店長としてどのような活躍をしたいか」という目標を明確にしてもらいましょう。その上で、店長としてのキャリアプランを一緒に考え、具体的な目標を設定します。
目標設定の際は、SMARTの法則(Specific:具体的に、Measurable:測定可能に、Achievable:達成可能に、Relevant:関連性があり、Time-bound:期限付き)を意識すると効果的です。
また、設定した目標は部下だけでなく、店長自身も共有し、常に意識しておくことが大切です。
2. 計画的な育成
目標達成に向けて、計画的な育成を行いましょう。
まずは、部下の強みと弱みを把握し、必要なスキルや経験を洗い出します。その上で、研修やOJT(On-the-Job Training)、メンター制度などを活用し、計画的に育成を進めます。
OJTでは、実際の業務を通して必要な知識やスキルを身につけさせることができます。また、メンター制度では、経験豊富な先輩社員がメンターとなり、部下の成長をサポートします。
3. 定期的なフィードバック
部下の成長を促すためには、定期的なフィードバックが不可欠です。
良い点は褒め、改善点があれば具体的にアドバイスしましょう。フィードバックは、部下のモチベーション向上につながるだけでなく、成長を加速させる効果もあります。
また、フィードバックは一方的なものではなく、部下からの意見や質問も積極的に聞き取り、双方向のコミュニケーションを心がけましょう。
まとめ
部下を店長に育成することは、店長自身の成長にもつながります。
ぜひ、今回の記事を参考に、部下育成に積極的に取り組んでみてください。
最後に
このブログが少しでも皆様の参考になれば幸いです。
今後も店舗運営や人材育成に関する情報を発信していきますので、ぜひ定期的にチェックしてください。
最後までお読みいただきありがとうございました。

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