アルバイトさんにどのような教育をするべきか困っている方は多いのではないでしょうか。
教育カリキュラムが既にあればそのマニュアルに沿って教えていくことで社会人としての礼儀礼節を教えることも出来るかもしれません。
しかし、新人教育マニュアルが無いお店ではとりあえずレジ打ちを教えたり、お店のメニューを教えたりと実務を教えることに注力してしまい、業務姿勢について指導が出来ず「すぐサボる」「タメ口」など仕事は出来るけど礼儀がないアルバイトを生み出してしまいます。
しかし礼儀が無いアルバイトさんは素質のある良い新人さんを潰してしまったり、お客様が不快に思い再来店に繋がらなかったりとお店のマイナスになります。
どんなに業績を上げようと取り組んでいてもアルバイトさんの礼儀礼節を放置してしまうと取り返しのつかない事態になり、業績を落とすことになります。
今回はたった一つだけ「ルール」を作ることでアルバイトさんに礼儀礼節を教えるフックを作ります。
お客様を「お客様」と言わせよう
お客様のことを「アイツ」や悪口みたいなあだ名で呼んでいる従業員はいませんでしょうか??
そのような従業員がいたらすぐに指導しないと店舗全体にその風土が広がり接客業なのにお客様の前に出せない従業員だらけになってしまいます。
皆様はマザーテレサの以下の名言をご存じでしょうか。
思考に気をつけなさい、それはいつか言葉になるから
言葉に気をつけなさい、それはいつか行動になるから
行動に気をつけなさい、それはいつか習慣になるから
習慣に気をつけなさい、それはいつか性格になるから
性格に気をつけなさい、それはいつか運命になるから
つまり、お客様に対して「アイツ」など言葉に気を付けられない状態であれば、それは失礼な行動として表れ、失礼な行動を繰り返していればそれが当たり前となり習慣になってしまいます。
そしてその従業員の性格として定着してしまいます。
だからこそ「お客様」と言わせることをまずは行わなければいけません。
そうしないと気付いたらお客様の離反に繋がる行動を取るようになり気付いたら業績が傾く可能性が高まります。
どうやって「お客様」と従業員に呼んでもらうか
答えは簡単です。
ルールを設けるのです。
今日から「お客様」のことを「お客様」というルールにします。
というルールを設けて従業員が「お客さん」と言ったら「お客様ね」と指導するだけで大丈夫です。
ただ、ルールを設ける場合は説明が必要です。
なぜ、「お客様をお客様と呼ぶのか」・・・
いきなり説明するのも大変だと思いますので一例を紹介します。
まず勘違いしないでほしいのはお客様を神様扱いするために「お客様」と呼ぶわけでは無いです。
私たちの給料はお客様から頂いています。そのお客様に対して当たり前の敬意を表するために「お客様」と呼びます。
私たちの雇用が守られるのもお客様がご来店くださるからです。今、目の前にいるお客様にまた来て頂くことで給料がもらえ、お客様がもっと増えることで昇給にも繋がります。
改めて一人ひとりのお客様を大切にするためにもまずは全員で呼び方を変えて意識を変えていきましょう。
是非、従業員に説明する際にご活用ください。
結論
アルバイトさんの教育には様々なことがあると思いますし、教えるのも時間と労力を費やしますのでやり切れないこともあると思います。
今回、紹介した教育はお店の風土を作る大事な教育だと思います。繁盛店になる店舗の第一歩として是非行ってみてください。
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