バックヤードは宝の山!目標掲示で店舗運営を劇的に改善する方法

店舗改善

どのお店でも大小さまざまなバックヤードがあると思います。バックヤードは結構、店長の色が出るところでもあります。綺麗好きな店長であればバックヤードもキレイですし、挨拶に重きを置いている店長であればバックヤードでの従業員の挨拶がしっかりしています。ルールやオペレーションを大切にしている店長だと重要なオペレーションやルールが適切な場所に貼ってあることもあります。

バックヤードを最大限活かすことで業績や従業員のモチベーションが変わります。
今回は宝の山だと思っているバックヤードのお話をします。

バックヤードの重要性

店舗運営において、バックヤードは単なる在庫置き場ではありません。従業員が休憩したり、作業したりする場所であると同時に、店舗の売上や利益に大きく影響する重要なスペースです。

バックヤードを有効活用することで、従業員のモチベーションを高め、チームワークを向上させ、目標達成意識を高めることができます。その結果、業務効率が改善され、顧客満足度が向上し、最終的には店舗の業績アップにつながります。

バックヤードに目標や進捗を掲示するメリット

バックヤードに目標や進捗を掲示することには、以下のようなメリットがあります。

  • 従業員のモチベーション向上
    目標や進捗を可視化することで、従業員は自分たちの頑張りが目に見える形で実感できるようになり、モチベーションが向上します。
    目標達成した時に従業員に「やった!」と言わせたら大成功です。
  • チームワークの向上
    チーム全体の目標や個人の目標を共有することで、従業員同士の協力意識が高まり、チームワークが向上します。
    営業中に従業員同士で「目標まであとどれぐらい?」とか業績に関する会話が出てくるようになり、その会話のキャッチボールでチームワークが高まります。
  • 目標達成意識の向上
    目標を常に意識することで、従業員は目標達成に向けて積極的に行動するようになります。

    「2:6:2の法則」は聞いたことありますでしょうか??
    働きアリの集団を観察した結果から生まれた、組織における人材構成の比率に関する経験則です。
    法則の概要
    • 2割: 働きアリの中でも、特に勤勉で生産性の高いアリ。
    • 6割: 平均的な働きをするアリ。
    • 2割: 怠けている、あるいは働こうとしないアリ。
      この法則は、アリの集団だけでなく、人間の組織にも当てはまると言われています。
      つまり、目標を掲げて発信することで今まで0人だったのが2割の人は積極的に行動してくれることになります。
  • 業務効率の改善
    目標達成に必要なタスクや課題が明確になることで、従業員は効率的に業務を進めることができるようになります。
  • コミュニケーションの円滑化
    目標や進捗について従業員同士が話し合う機会が増えることで、コミュニケーションが円滑になります。愚痴ではなく店舗目標の会話が飛び交う職場は本当に素晴らしいですよね。

掲示する内容

バックヤードに掲示する内容は、店舗の状況や目標によって異なりますが、一般的には以下のようなものが挙げられます。

  • 売上目標
    月別、週間別、日別の売上目標を掲示することで、従業員は常に売上目標を意識して業務に取り組むことができます。
    私は日別目標と今月の累計進捗を共有しています。
    「今月の目標は○○で昨日までに○○達成しているので進捗率は○○%、これを100%に近づけるためには今日の目標は○○」みたいなかたちで発信しています。
  • 来店者数
    来店者数を掲示することで、従業員は目標達成に向けてどれくらいの集客が必要なのかを把握することができます。
    来店者は常に意識しています。お客様数を意識することでお客様を増やすためにはどう行動するべきか、接客は大丈夫か、お店は汚くないかなど従業員の普段の業務に結びつけることができます。
  • 個人の目標
    個人の売上目標やスキルアップ目標などを掲示することで、従業員のモチベーションを高めることができます。
    アルバイト雇用の場合、出勤日数も含めた目標設定は手間がかかるので正社員のみ個人目標を設定しています。
  • 改善点
    業務上の課題や改善点などを掲示することで、従業員は課題解決に向けて協力し合うことができます。
  • 成功事例
    成功事例を共有することで、従業員はモチベーションを高め、他の事例を参考にすることができます。

掲示方法

掲示方法は、店舗の規模や予算によって異なりますが、一般的には以下のようなものが挙げられます。

  • ホワイトボード 手軽に書いたり消したりできるため、目標や進捗をリアルタイムに更新するのに適しています。
  • 模造紙 ホワイトボードよりも大きく、多くの情報を掲示することができます。
  • ポスター デザイン性の高いポスターを掲示することで、従業員のモチベーションを高めることができます。
  • デジタルサイネージ 動画や画像など、さまざまなコンテンツを配信することができます。

掲示する上での注意点

掲示する際には、以下の点に注意する必要があります。

  • 見やすさ 従業員がすぐに内容を理解できるように、文字の大きさや色、レイアウトなどに配慮しましょう。アルバイトさんでもわかりやすい数値目標にしましょう。
  • 分かりやすさ 専門用語を避け、誰にでも分かりやすい言葉で説明しましょう。
  • 更新頻度 目標や進捗は定期的に更新し、常に最新の情報を共有しましょう。
  • 参加型 従業員にも目標設定や改善提案などに参加してもらい、一体感を高めましょう。

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