『 職位の違いは○○の違い 』
皆様は上記の「○○」がすぐに何が入るかわかりましたでしょうか??
すぐにわかった皆様は部下と良い関係性で働けていると思います。
私は新卒2年目の時代に上司から教わりました。今でも大切にしているキーワードで年に何回かは部下に教えています。
一生使えるキーワードですので是非今回覚えて部下に説明してあげてください。
【結論】
いきなりですが、正解をお伝えします。
職位の違いは役割の違いです。
今までのアルバイト先でもいいです。今までにこういう方はいらっしゃいませんでしたか??
「店長はお店で一番偉い、アルバイトは下っ端」と考えている残念店長さん。。。
今まで業績が悪いお店、働く人が安定しないお店、中には潰れるお店を見てきました。
そうしたお店によくありがちなのが
- 店長さんが偉そう
- アルバイトさんがいつもお店の愚痴を言っている
- アルバイトさんがすぐ辞める
- 店長さんが何もしていないと思われている
上記の内容となります。
なぜ、このようなことが起きるのか・・・、それこそ最初に挙げた「職位の違いは役割の違い」ということが理解・浸透出来ていないからなのです。
今日は「職位の違いは役割の違い」を部下やアルバイトさんに説明出来るようにして強いチーム作りをする第一歩にして頂きたいと思います。
「職位の違いは役割の違い」ってどういうこと?
それでは、コンビニに例えて説明致します。
ウサギマートというコンビニがあったとします。ウサギマートには店長1人と社員が2人、アルバイトが6人います。
基本的な納品・検品・発注・品出し・レジ業務・清掃業務はアルバイトさんが行います。
社員の2人もアルバイトさんと同様の業務を行いますが、アルバイトさんの教育係も行います。
わからない業務があれば教えて、間違った事をすれば指導するのも仕事です。
店長さんは本社と連絡を取りながら次回のキャンペーンなど販促計画を作成し店舗の売上と粗利の推移を確認します。
また店舗で劣化している箇所をお金を掛けて直すかの判断をし、従業員の雇用を守り、シフト作成を行います。また社員2人が成長出来るように店舗運営の教育を行います。
このように業務内容を書くと改めてそれぞれ仕事が違うんだなとわかります。
では、それぞれの役割は何でしょう??
【それぞれの役割】
- アルバイト:お客様最前線で基本業務に従事する
- 社員:アルバイトの教育と基本業務の遂行
- 店長:店舗の業績責任、人材管理
わかりやすく書くとこのようになり、どれも大事な業務となります。
つまり
職位の上下は関係無くそれぞれが大切な業務を行っているということです。
だからこそ「店長だから偉い」「アルバイトだから下っ端」という概念はここには無く、お互いに尊重し合うべきなのです。
全員が大切な業務をしており、職位に応じて役割が違うだけ、役割が違えば業務も違うので報酬も違うということになるのです。
どのように浸透させていけばいいのか?
まず第一ステップとして下記のどちらかを試してみてください。
- 複数人が集まれるミーティングを開催し説明する。
- 個人面談を実施し一人ずつ説明する (←私はコレが一番説明しやすいです)
第二ステップとして次の2つを意識してみてください。
- 誰にでも敬語で話す (お互いに尊重する)
- 普段の雑談で「店長だからって偉いわけじゃないので遠慮なく言ってくださいね」や「私よりみんなのほうがお客様最前線で頑張ってくれているので感謝してます」など相手を尊重している意思表示をしてみてください。
「職位の違いは役割の違い」ということを店舗全員が理解することで共感値が高まり強いチーム作りが出来ると思います。
皆様の言葉で明日は今日よりもっと良いお店になります。
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